第十六議定書

大学は我々のもの以外の全ての結束力を破壊するのを目的とした共産主義の第一階梯であるが、これを廃止する。そして新しい精神で別のものを造る。その学長や教授は秘密、詳細な行動計画でひそかに準備せられ、彼らはその計画から少しも離れることは出来ないのである。彼らの任命には特別の慎重を要し全部政府に従属させるのである。

我々は教育の中から市民権というものを全ての政治問題と同様除外する。これらの事柄は優秀な能力を備えたものの中から選んだ数十名の人だけに教える。大学は喜劇や悲劇と書くつもりで憲法法案を書き、彼らの父祖自身すらかつて少しも理解しなかった様な政治問題に携わる様な青二才をその門から出してはならぬ。政治問題について多くの人がいだく不理解は空想家と不良市民を造るのである。諸君は一般義務教育がゴイムを造り上げたことについてはお判りと思う。それは我々が彼らの教育の中に、彼らの社会秩序を見事に弱体化させる原理を導きこまなければならなかったのである。しかし我々が権力者になったならば、騒擾を起こすような全ての事項を教育から駆逐し、青年は官憲に従順なる子供で、統治者を愛敬しこれを平和の支柱であり頼みとする様にさせるのである。

我々は古典主義と古代史の研究を将来の計画研究に取り替える、古代史などの研究はよいことよりは悪い判例を示すからである。我々にとって不愉快な事実を人間の記憶の中から消させて、ゴイムの政府の欠点を描くものだけを保存させる。実生活、自然の社会秩序、人間相互の関係、悪の種子を蒔く利己的悪例を避けるの義務およびこれに類する教育事項は教育計画の第一にする、それは実行に当たっては職業によって異なるのである、教育は決して一様になることを真似てはならぬ、この事は極めて重要のことである。

社会の各階級の教育は特別なる職業と仕事の本質とに限定しなければならぬ。稀に出る天才的人物は上級に進み得たし、これから先も進み得るであろう。しかし価値の無いものを他の階級に入れてやって、生まれや職業に特有であるべき位置を占めさせることは真に馬鹿なことである。諸君はこれらの事が、明らかなる不合理を許したゴイムに何をもたらしたかを承知しているであろう。

人民の精神や心の中に決定的に君主を受け入れさせるためには、学校においても公開の席においても君主の行動の重要性とその企てる事が善事であることを知らしめなければならぬ。

我々は全ての私学を廃止する。生徒は学校においてもクラブ同様に親たちと会合することは許す。休日にはその会合の間に教師が、人間相互間の問題、模傚の法則、極端なる競争の弊につき中正な意義ある講演を聞かせる。尚その講演はいまだ世に現れない新しい哲学原理で敷衍する。我々はその原理で教理的信念を築き上げて我々ユダヤ信仰への改宗の要素に使うのである。

我々の現在及び将来における行動計画を発表してから、私は右学説の原理を読み上げる。

要するに幾世紀の経験によって人間は思想に生き、これによって導かれ、この思想は教育によって叩き込まれることを知り、方法は幾ら違っても同じ成功を得たので、我々は独立した最新思想の光明を我々の有利になる様に取り入れ、これに順応する。その思想というのは長い間我々が待ち設けた目的と思想を狙ったものである。

思想を屈従させる方式は視覚教育と呼ばれるもので既に行われている。この方法はゴイムの間に全ての脳の働きを無くして物を考えないで理解する為には見ようとする従順な動物にする。

フランスでは、我々の最良の手先の一人たるブールジョア氏が既に視覚教育の新計画を広告した。

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